インフラエンジニアの教科書

インフラのことが全く分からないから購入。

インフラエンジニアの教科書

インフラエンジニアの教科書

新人エンジニアとインフラエンジニアに興味がある人向けの本。
あとがきに「著者の部署に配属された新入社員にぜひ知っておいてほしいと思う内容を中心に選定しています。」と書いてあった。
この本を出発点として各項目について経験を積んでほしいという本だと思う。

目次

  1. インフラエンジニアの仕事
  2. サーバ
  3. OS
  4. ネットワーク
  5. ストレージ
  6. 購買と商談
  7. データセンター
  8. ソリューションとセキュリティ
  9. インフラ運用
  10. 大規模インフラ
  11. インフラエンジニアの成長

外部ストレージ

目的の抜粋

  1. 記憶領域を大きく取りたい
  2. ディスクIO性能の向上
    • ストライピングすれば早くなるから
    • ストライピングしないと早くならないはず
  3. ストレージの統合
    • 各システムごとにストレージを持つと空き容量がそれぞれできてしまう。

シンプロビジョニング(Thin Provisioning)

論理ボリュームを作るときは余裕をもって作成しているはず。大きな物理ストレージに論理ボリュームを複数作成し、論理ボリューム合計を物理サイズよりも大きなサイズにすることができる。仮想化で有効。

自動階層化

読み書きが多いデータは早いストレージに、少ないデータは遅いストレージに。これを自動でやってくれる。


データセンター

排熱

  • 床下冷気方式
  • 排熱吸引方式(知らなかった)
  • 外気空調方式

データセンターの選定方法
経験がないと想像しづらい部分だったのでとても面白い。

MSP

ITインフラの運用代行会社。

選び方とコスト

  • MSP業者自体の能力
    • コミュニケーション能力
    • 技術力
    • 丸投げ
  • コスト
    • 24時間サポートの人件費は高い
    • インフラ構築よりも高くなる場合もある

DSR構成を用いた負荷分散

クライアントからの上りリクエストにだけL4スイッチを通す。一般的なWEBでは下りと上りでトラフィック量が非対称であるため。

LINEのエンジニアっぽい話

成長期の購買
ビジネスの成長期では、インフラ起因によって成長を止めないことが非常に重要。拡張性が重要。
余剰在庫
WEBだと開発後いきなりサービスインがあるから在庫を持たないといけなくなる場合も。
成長期の役割分担
現在、一か月先、三か月先の役割分担の細かさがスピード感を感じた。

もっと知りたいところ

ネットワーク
ISPとの専用線とその契約。データセンターの場合も含めて知りたい。
DSR構成のループバック設定
サクッと書かれていて全然分からなかったので検索した。

http://jiro-omocha.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/11/dsrdirect-serve.html

L4スイッチはDSR構成にすべし: sanonosa システム管理コラム集

そしたらインフラエンジニアの教科書の著者のページにたどり着いた。ループバックした。